
【書評】自分の意見で生きていこう、を読んだ
2022-09-09
2022-09-09
はじめに
こんにちは、こふです。

自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップを読みました。
目次はこちらです。
第1章 「意見」とはなにか、なぜ必要なのか
第2章 「反応」だけではダメな理由
第3章 SNS 時代に「自分」を創る
第4章 生きづらさから脱却しよう
第5章 リーダーシップの最初の一歩
第6章 オリジナルの人生へ
練習編 「意見」をもてるようになる4つのステップ
カンタン評価
お忙しい方のためのカンタン評価です。あくまで個人的感想です。
Yes/No で
- もう一度読みたいか
- Yes
- 読みたいというより、意見を言う中で、勝手に自己流になってしまったり、学んだことが実践できなくなったら読む
- 定価の価値があったか
- Yes
- 定価を見て買うか買わないか決めてしまうことも少なくないが、中身を知っていれば倍額で買ってもいいくらい
- 誤字脱字・編集ミスを見つけたか
- No
- 文章も綺麗で読みやすい
5 点満点の評価で
- 他人にオススメするなら
- ★★★☆☆
- みんなが自分の意見を言いたいと思っていないだろうし、強制したくない
- 必要だと思った人にだけ読んでほしい
- 文章の読みやすさ
- ★★★★☆
- わかりやすさ
- ★★★★☆
- 具体例も最適でわかりやすい
読んだ当時の状態
- 自分の考えを言うことはできなくはないと思っていた
- しかし、その発言は必ずしも意見ではない気がしていた
- 意見=自分の口から出たことだと勘違いしていた
本を読んだ目的
- 意見を言うには、どのように考えるべきなのか
- どういうルール・方法をもとにすれば良いか知りたかった
- 読んでいて気づいたが、最初から練習問題が付属していることを知っていれば、これを通してトレーニングして、現実に当てはめたいという目的があったと言える
本の率直な感想
- 意見をいうこと、を言語化していて感動した
- 意見を言うことは、正解のないことに対して自分が絶対こうだと思える考えを表明すること
- つまり、言ったことが正しいかどうかは関係がなく、自分で調査・思考した結果を表してぶつけあることに意味がある、と知れた
本を読んで知ったこと
- 調べたら分かることを自分が考えても楽しくない
- 意見は「正解がない=誤りもない」
- 議論するときの発言の中ですべてが意見とはかぎらない
- A さんが意見 A を言う
- B さんが意見 A に関する、弱みや微妙な点をついてくる
- この B さんの発言は、ポジションを明らかにしたことではないこと、つまり意見ではないから、議論の今まさに進行中の場面では必要ない
- 人生の岐路となる選択に関して
- これも正解は存在しないため、自分の考え、意見が大切
- 結果的に、その選択をした数年後のことはわからない
- 仮に選択肢 A・B があるとして、A を選んだとする
- 数年後になったとき
- A を選んで幸せになっていた
- B を選んだらもっと幸せだったかもしれない
- A を選んで不幸せになっていた
- B を選んだらもっと不幸せだったかもしれない
- A を選んで幸せになっていた
- のように結果論に過ぎない議論になる
- つまり、選ぶそのときにしか集中しなくて良い
- 数年後になったときは、その数年後の現在しか考えなくても良い
- 考えなくても良いというか、考えても仕方がないし、過去は変えられない
- 裁判員制度の例がわかりやすかった
- 裁判の専門家でない一般人が裁判する意味は、正解が出せないことに対する一般の意見が大事だから
- 反応と意見の違いを明らかにすることの大切さ
- 会議でのツッコミを例にしたが、それもあくまで反応にすぎない
- だから、求められる発言は、そのお題に対して賛成・反対のどちらかだけ
- 当然、自分の意見を言う、つまりポジションを明らかにした上で、自分の意見をもとに相手の意見がこういう点で良くない、というのは間違いではない
- 単に反応するだけがダメだった
- ただ、賛成を表現するのではなく、具体的に指摘する必要が当然ある
- 注意点として、自分の出した意見が本当に自分の意見か、ということ
- 意見の残し方も考えないとなと思う
- 例えば、リプ・任意のサイトに依存するレビューなどは自分のコンテンツにならない
- バラバラでもある
- ブログとか Twitter に集約することで、自分を知ってもらう必要が出たときに、これだけ見てもらえば良いことになる
- そもそもの教育に問題がある事実
- マルバツをつけられることしかしないことが多い
- 道徳の授業はどうだったかはっきりと覚えていないが、唯一正解がない問題を解いていたのは道徳だけではないか?と思った
- しかし、みんなで考えを交換し合ったり、クラスの前で発表するような場面があったような気もするが、ここでみんなと意見が異なるときに、疎外感を感じたり、自分が間違っていると感じてしまう場合がある
- 同調圧力に問題もある
- 自分の意見を言うときには、自分は絶対にこう思う、と言えるまで考え続ける
- 同調圧力にも、他人の意見にも左右されるから
- しかし、自分の意見が絶対といえないときに、他人(自分の尊敬している人)が言った意見が自分と同じポジションだったとき、考えを放棄しないかは不安かも
- 誰かと話し合ってるときに、あんたが決めていいよ、と言われて怒る可能性がある
- 意見を言ってくれないことに対する憤り
- 急遽起こったことに意見することは難しい
- 焦りが大きくなり、冷静な判断ができず、その場しのぎが意見の優先となる
- 株式の売買とかでありそう
- 事前に、こうした突然のことが起こったときの対処法や、気持ちの整理ができていれば、一個上の目線から俯瞰できると思う
- 意見っぽく聞こえる発言に注意
- 意見に対するツッコミがやはりパット見意見を言っているみたいになる
- 特にネガティブなこと、つまり意見に対する反対に立つこと
- 意見に対して賛成だったら、うんうん、と言うだけだから、意見とは誰も思わないはず
- 同調圧力があるのは仕方がない
- これは歴史的背景もあるため、現代人が原因ではない
- 原因ではなかったとしても、今後生きていくために同調圧力をなくしていく、気にならないほど意見を考えて発することができれば良い
- 家父長制とか、泣ける
- 現代は選択肢があまりにも多い
- 昔なら特定の勉強をするときに本は一冊しかなかったかもしれない
- 今は何十冊もあり、どれを選んで進めるか、自分の状況を考え、自分にはこれが最適だと意見を出して選ぶ必要があるように思う
- 意見を言う練習
- 時間を決める
- 調べることを書き出す
- その発言をして、反対意見を揺さぶれるか考える
本の良い点
- イラスト図解が豊富であるため、ポジションとはなにか、などがつかみやすい
- イラストも大きすぎず、少なすぎず、適度に配置されているため、読み心地は良い
- 演習問題があるため、学んだことを試せる
- 【本の実践】自分の意見で生きていこう、の課題を実践してみた
本の微妙な点
- 実践できている人からすると、分かってるよそれくらい、となるかも
- そういう層はそもそも読む必要はないから関係ないかも知れない
- 基礎が詰まっているはずで、なんとなく意見を言っている人には有効な本だと感じているから、自分で自分が意見を言うことができている、と勘違いしている人には読んでほしい
今後、意識する点
- 意見を言うときには、反論も同時に考え、余裕があれば反論に対する反論を考えることで、自分の意見が本当はどちらかに絶対的な自信を持てるので、やる
おわりに
非常に有意義なことを知り、かんたんに実践することが出来てよかったです。