
【書評】最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン、を読んだ
2022-05-24
2022-05-24
はじめに
こんにちは、仮想通貨を買おうとしているこふです。
最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーンという本を読んでみました。

詳細は本を購入して読んでほしいので、知識的なことを網羅することはありません。
本の概要
目次はこのような形でした。
プロローグ:いますぐ始めるビットコイン入門
PART1:ビットコインって何なの?
PART2:ビットコインの仕組みはどうなっているの?
PART3:仮想通貨はどこまで安全なの?
PART4:ブロックチェーンの進化と広がり
PART5:イーサリアムが切り開く未来
取り扱われていた内容は主に以下の通りです。
- 仮想通貨と言っても、どのようなコインがあるのか
- ビットコインはどのような役割をもち、どんなメリットがあるのか
- 日本は法整備の点では世界のトップを行っていた点
- 仮想通貨の取引所の仕組み・ルールがどのようなものか
- なぜビットコインの価格が上がったか
- ビットコインの利用目的は何か
- 分散システムにおけるルール改変の仕方は何があるか
- ステーブルコインとは何か、問題点はどんなことか
このような事がわからなくて知りたいなら読むべきでしょう。
読んでほしい人
主に自分に当てはまるのですが、このような方向けです。
- ブロックチェーン技術は知っているが、その使われ方を知りたい人
- 仮想通貨の歴史を知り、今後の流れを直感的に把握したい人
- 実際に仮想通貨を購入するにあたり、取引所のシステムを知っておきたい人
読む前の状態
実際に読むまでの状態も共有します。
- ブロックチェーンの起源や技術的な仕組み(公開鍵暗号・ハッシュ・ナンスの計算・どのチェーンを採用し不正を防止するかなど)を大まかに知っていました。
- でも、ビットコインしか本には載っていないため、仮想通貨の常識・歴史は知らなかったです。
- そこで、どのような歴史があり、事件があり、どう仮想通貨の派閥が分かれ、どう進化してきたかを知ることが、この本を読む目的でした。
読んだ感想
すごく良い本でした。久々に読んでよかったと思えました。
仮想通貨の歴史を事件も絡めて説明してくれて、どういう必要性・需要が生まれて進化して分岐したかがわかりやすく、おすすめです。
技術的な話はあまりないので、比較的短時間で読めてよかったです。
ナンス・ライトニングネットワーク・サイドチェーンなどの用語は出てきますが、実装部分のプログラムや暗号の仕組みの解説はない、という意味です。
(適宜、ノートに整理して頭に入れたので、それなりに時間は掛かっていますが、個人差の問題です。)
読んでよかった点
ビットコインの問題点を知ることができたと同時に、その問題点を解消するための仮想通貨が誕生したことを知ることができました。
ビットコインのさまざまなデメリット・問題点を挙げた上で、どのように技術的に対処して行ったかを知ることができました。
具体的には以下の通りです。
- 取引にはマイニング(ナンスの計算)の時間が非常にかかる
- 分散台帳に記録する回数を減らせば良いのでは?
- 大きな額のコインを売買する時に、時間があくと価値が変わってしまう
- いったん取引を成功させ、時間をあけて処理が完了してから差分をやり取り
こういった論理的な流れで解説してくれるので頭に入りやすいと思いました。
読んだ結果、どのようなことをしたいと思ったか?
今後もブロックチェーンを使ったビジネスが出ては潰れてを繰り返すと思います。
自分もそういった開発に関わって、より良いサービスや仕組みを作りたいです。
そのためには、技術的な部分(暗号とかハッシュ)を理解し、Solidity などを元に実装する必要があります。
今後、書籍やネット上のドキュメントを通して学習し、作りたいものを作る。これを目標にやっていきます。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
物理本(紙の実物の本)で買ったのですが、再度理解が難しい点は読み直そうと思います。
